発行期間:1912年2月~1916年10月(?)
建築方面・美術方面の学者、博物館員などによって構成される「建築工芸協会」が、会員頒布用として発行した建築工芸専門の月刊誌。同会が発行していた「建築工芸画鑑」が図集的な雑誌であったのに対し、「建築工芸叢誌」は記事論文誌的な性格を持っていた。
発行期間:1929年1月~?
朝鮮総督府内務局土木課に事務局を設置した「朝鮮土木研究会」の機関誌。工学・行政・事務などに係わる研究報告・資料発表のほか、会員親睦を目的として刊行された。当該雑誌は、内務局土木課の有志によって組会された「水理土木研究会」の分身である「朝鮮土木研究会」によって創刊された。その後「朝鮮土木研究会」は「朝鮮土木工友会」と改称され、昭和12年に至り「朝鮮土木研究会」として再び改組された。
この目次集には当館所蔵分と、付録に記載されていた第六輯から第九輯の目次を採録した。
発行期間:1910年12月(?)~1933年6月(?)
建築系の月刊誌。建築雑誌が読者に受け入れられる要素として上質の紙を使い、内外・古今の建築作品を写真で豊富に紹介することがあげられるが、それを最初に実践したのが本誌である。この伝統は現在の「建築文化」や「新建築」等に受け継がれている。「建築画報社」発行。
発行期間:1916年8月~1943年12月
住宅専門の月刊誌。住宅の洋風化を目的に設立された「住宅改良会」の機関誌である。写真の豊富なアメリカの代表的住宅関係雑誌をモデルとして発行された。「住宅改良会」の創立者は当時「あめりか屋」という住宅専門会社の社主:橋口信助であった。
発行期間:1920年1月~1923年9月
住宅・家具・庭園・装飾研究の月刊誌。大正期の洋風ライフスタイル全般にわたるアドバイス的な記事内容が多い。23年頃から、施主や建築家向けの具体的な情報提供誌に変化する。震災後に「建築新潮」と改題された。発行は「洪洋社」。
発行期間:1924年1月~1931年8月
「新住宅」が改題再刊されたもの。震災復興により建設活動が活発となるなか、建築全般を扱った。当時の若手による建築運動を他のどの雑誌にもまして取り上げたことが特色としてあげられる。「洪洋社」発行。
戦前もっとも長く刊行が続いた民間の建築系月刊誌。当時、既に発行されていた「建築雑誌」、「建築」などは、いずれも会員頒布用であったが、本誌は広く一般を対象にした。「建築世界社」発行。
発行期間:1922年5月~1936年12月
土木関連の技術、構造物、材料などに関する研究報告や工事報告資料。設計や工事の記事が多く、図面や写真を多数掲載している。毎号添付される付図が、他誌には見られない貴重な資料である。1937年1月より「土木ニュース」と改題。「シビル社」発行。
発行期間:1937年1月~1940年9月
「土木建築雑誌」から改題。記事をニュース化して土木に関する多彩な最新情報を提供することを目指した。他誌には見られない人物誌も掲載していた。「シビル社」発行。
発行期間:1925年2月~1940年9月
建築・土木に関する総合的な月刊誌。土木に関する記事の比重が高く、8割方を占める。施工記録を中心に編纂され、写真数約1万枚、図面約3千点は類誌を圧倒する。学術論文の類はほとんどない。「アテネ書房」より復刻版が刊行されている。「工事画報社」発行。